協定の種類は三種類

自動車鈑金塗装

協定と言われても一般の方は何それ?と思われると思います。
交通事故自体が一般の方は経験されることは稀ですが交通事故は身近なトラブルでもあります。
不幸にも交通事故に巻き込まれ不測の事態に陥ってしまったとき少しでも参考となるように記事にしたいと思います。
保険修理の時に修理工場と損保が金額をそろえることを協定と言います。
この協定には私の知る限り3種類あり3つ目は知らない工場さんもあるかと思います。
では順を追ってご紹介したいと思います。

 



協定 
一般的に協定と言われる作業で納車が終わったら修理工場は損保に見積を送り損保に精査してもらいます。
工場は見積を提示しアジャスターからの指摘があれば写真や説明で正当性を主張します。
損保(アジャスター)は金額、修理箇所、交換部品などを認定できるかチェックし合意されれば協定します。
協定が終われば示談なり修理確認の連絡を持ち主にとって保険金が支払われます。

先行協定
先協定、認定払い等ともいわれます。
修理前に写真と見積を損保に送り修理前に協定まで終えてしまいます。
協定が終わると支払担当者にレポートが回され保険金が支払われます。

仮協定
先行協定と似てますが微妙に違いがあります。
修理前に写真と見積を損保に送り協定の打合せが行われます。
ここまでは先行協定と同じです。
協定の打合せではアジャスターから要所要所で写真を求められます。
仮協定が終わっても案件レポートはアジャスターの手元に残されます。
修理が終わって工場から要求していた写真が送られると金額が確定し支払担当にレポートが回されます。
ちなみ写真が送られなかったらその部分は削除されるなりされて金額が調整されます。

3種類の協定にはそれぞれ長所短所がありこれらを把握し修理のケースに応じた協定をすることはお客様に満足してもらうための最も重要な修理工場のノウハウのひとつと言えるでしょう。

例えば事故にあって一割ほど過失が出た場合、一割のためにご自身の保険の使用をためらわれる場合には先行協定で損害額をまず確定したうえで負担の出ない範囲での修理内容にする事も可能な場合があります。
また事故とは関係ないんだけどついでに塗装してほしいところがある時なども先行協定で損害額をまず確定させると事によりできる場合があります。
注:事案によってはできない場合もあります。
こういったケースでは工場側はお客様の意向をを完全に把握しどういう対応をするのかお客様及び損保側と事前に打ち合わせしたうえでベストな協定方法及び修理方法を提示する必要があり特にお客様とに意思疎通は非常に大切です。

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