若者よ起業はネットだけじゃないよ

日々雑感

 鈑金塗装業界の起業について私の知ることをご紹介したいと思います。

 この記事を書こうと思ったのはツイッターのブログ系に詐〇まがいの商材を売って生計を立てていると思われる若い人が一杯いると知ったからです。
※こちらの記事を参照→目指せブログ収益化
ブログで生計を立てている人は私はあったことないが実際にいるようだし私も憧れます。
私がブログをはじめようと思ったのも生計の足しにしようと思ったからです。

 しかしそういう人たちを目指すあまり収益だけを追いかけていませんか?
もちろんお金は大事ですよ私も大好きです。
奇麗事言うつもりはありませんが日本には三方良しという商売のことわざがあります。
「自分良し」「相手良し」「世間良し」
自分も利益になってお客様に喜んでもらい世の中のためになるのがいい仕事という意味です。
そしてこれは数多く生まれては消えるを繰り返した商売のやり方の中で日本で生き残ってきたもののひとつなのです。
いわば日本人のアイデンティティーのひとつといえます。

 



 ネットの時代に江戸時代の諺だしてどうすると思うかもしれないけどこういう古くから生き残ってるアイデンティティーにはそれなりの生き残ってきた理由があります。
日本は島国であり取引した相手と再び会う可能性が高い。
これが中国のような大陸国家なら離れた場所に行けば別の人間として一からやり直しができるのかもしれない。
商材を売ってる方の中には・・・話全部聞いたわけではないし内情は分からないけど見聞きする限りは「自分良し、自分良し、自分良し」になっる人が多そうだ。
それずっとずっと続けることは可能なのですか?
まだまだ若い若すぎるくらいなのに道を見失っているように見えて心が痛みます。
あなたの収益は愛する人にこうやって稼いだんだと胸を張って自慢できますか?

 起業したいなら手に職をつけるのもいいのではないでしょうか?
日本が明治維新後発展していった理由の一つは基礎技術をしっかり培い継承していったからです。
溶接ひとつとっても某国の潜水艦は溶接技術が甘く日本の潜水艦ほど深く潜れません。
基礎技術は一朝一夕に身につくものではないからです。
すごいって思いませんか?無くなってほしくないと思いませんか?

 ネットに適性があり真っ当に生活しているならともかく道を見失いお金だけを追いかけているなら昔ながらの手に職をつけるはどうでしょうか?
人不足で困っている現場はたくさんあります。

 話を戻しましょう。
自動車鈑金塗装業界で起業(独立)というのは良くある話です。
鈑金塗装屋さんはコンビニより多いといえばイメージしやすいと思います。
ぶっちゃけ独立しないと儲けられないことがおおく親方は職人に独立されたくないと思ってます。
技術ある職人が抜けるのは大きいしライバルが増えることになるからです。
技術と仕事があれば稼ぎやすいとも言えますが業界としては成長は終り収縮期に入ってます。
私がブログを書こうと思った理由の一つも収益の伸びしろを作りたかったからです。

 どうやって起業するのか必要なものは?
私の親の時代はハンマーとあて板と気合があれば独立できてました(笑)
今はドン!と工場一つ作るとなるとかなり大きな設備投資が必要です。
そこそこの土地に塗装ブースとフレーム修正機・・・これだけで何千万円とかかると思います。
そんなん無理やんと思いましたね?私もそう思います(笑)

 工場によっては受け取りとして工場内で独立できるところがあります。
また立派な設備があっても後継者がいなくて親方の年齢的に閉めるしかない工場もたくさんあります。
独立を視野に入れて真摯に交渉すればいい話ができる可能性はあります。
また最近でも一から工場を立て塗装ブース、フレーム修正機などを導入している創業者も数は少ないですがまだいます。

 いかがでしょうか?よさそうな話ばかり書きましたが業界のほんの一部分であり、難しいところも沢山あります。
例えば労基と特化則など経営の負担が大きすぎると思います。
だから家業で行う人が多く私もそうしてます。
また自動ブレーキの普及の影響は大きく性能の良いアイサイトの普及でスバルの内製化工場は閉めてしまったほどです。
普通の人は一生に2~3回くらいしか交通事故にあわないので仕事の囲い込みも難しいです。
そして技術の習得には3~5年ほどかかり終わりはありません。
自動車は常に新しく進化していくからです。

ちなみに私が読んだ日本人のアイデンティティについて書かれた本はこちらです。

 

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