トヨタの社長が100年に一度の変革期というように様々な変化の兆しが見えています。
今回はネットで見かけて記事の中から将来の自動車鈑金塗装がどうなるか勝手に想像してみたいと思います。
少し前の記事ですが日産がカーボンパーツの生産技術を開発という記事がありました。
日産、カーボンパーツの量産化に向けた生産技術を開発 今後車体にCFRP製部品を積極採用
個人的に気になったのがセンターピラーの写真。
スポット溶接する部分に穴が開いているように見えますね。
ボルト止めなんて不細工なことはしないだろうからリベットみたいなもので加締めるのか?
他の構成部品は鉄なんだろうか?
だとしたらどう接合するのか?
パネルボンドのような特殊な接着剤なのだろうか?
個人的に色々と想像は尽きません。
バンパーのリーンホースメントのような元々ボルド止めしてある部品は出てくるだろうなと思ってましたがセンターピラーのようなボデーに溶接してあるパーツが炭素繊維になるとは想像してなかったからです。
まだ新車に使われているわけではなさそうだし新車にカーボンパーツが使われてから修理に入るまでもタイムラグがあると思われます。
いち町工場である当社に修理の方法が伝わってくるのはまだ先でしょう。
でもセンターピーラーが損傷したらもうセンターピラーは直らないのは分かる・・・
鉄板なら修正機で引っ張ればある程度戻るし交換もできるんだけど・・・
カーボンパーツは曲がらずに折れるか破断するかでしょうね。
だいたい固いと評判の炭素繊維が損傷するほどのダメージを車が受けたとなると周りの部分も相当なダメージが入ってるはず。
想像するだけで面倒な修理になりそうです。
こちらは帝人さんのニュース
クルマの未来のカギは「炭素繊維」? 帝人が目指す自動車部品のイノベーション
未来の軽四のボデーはこんな風になるのかもしれない。
自動車鈑金塗装は技術の習得が難しく新技術への対応も大変なのですが・・・それすらもすっ飛ばしてミニ四駆のように色付きのパーツをパーツ交換していく時代が来ないとも限らないですね。
ただ帝人さんのボデーだと衝撃を全く吸収しないと思われるのでもし高速で正面衝突したら乗ってる人はモロにダメージを受けそうです。
そうならないための新技術もあるのかもしれません。
そもそも当たらなくなるのかもしれません。
いろんな可能性を考慮し余力を残せるなら残しておくのがいいのかもしれませんね。
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